東京マラソン2025

久しぶりの大会

 去る3月2日(日)、東京マラソン2025が開催され、10,7キロの部で出走したので、報告する。
午前9時に都庁前をスタート。気温20度にもなる中を約4万人が都心をかけぬけた。
10っれキロのゴール地点は、日本橋。
 ぼくにとっては、今回の東京マラソン2025は記念すべき初の東京マラソンだった。東京マラソンに初めて申し込んだのは2019年で、2020年3月に初東京のはずが、コロナ感染拡大の影響で中止。実に5年越しとなる大会参加だった。
 昨年は年明け早々に足を怪我してしまい、1年を通して満足のいくトレーニングや走り込みができなかったので、
大会参加を棄権することも考えていた。
 幸いにも、伴走者を見つけることができ、今年に入って、実に1年ぶりにマラソン練習を再開。主に、千駄ヶ谷の東京体育館の周回コースを、ゆっくりしたペースで、できるだけ長い距離を走る練習に打ち込み、そのおかげで徐々に走りに慣れはじめてきたころ、
本番の3月2日をむかえた。

盲導犬ユーザーランナーの悩み

 東京マラソンにはバンバンクラブから毎年沢山の参加がある。視覚障害者や盲ろう者の参加が多いのが、東京マラソンの特徴だろう。
今回も、10,7キロの部には、ぼくの他4人、フルにも一人の盲ろう者がエントリーしていた。そして、めでたく全員完走することができた。

盲導犬の待機


 今回はあいぼうのアーチ(2歳と8ヶ月)には、自宅で留守番してもらい、ぼくだけ大会会場へ向かうことにした。
なぜなら、マラソン大会のスタートとゴールの場所が離れているため、ぼくが走っている間のアーチの待機場所、あるいは都庁前から日本橋への移動が問題だったからだ。
マラソンに出場する盲導犬ユーザーはあいぼうをどこで待たせているのだろうか。スタートとゴールが同じであれば、盲導犬を待機させる場所を確認しておけば、後は走って、無事にゴールすることができれば、何の問題もない。
スタート地点からゴールの場所まで電車で移動したくても、ユーザー以外のヘルパーや家族と公共交通を利用することができない。
 当日は、西武新宿駅での伴走者との7時の待ち合わせに間に合うように、妻のガイドで最寄り駅へ向かった。

バンバンクラブ

 久しぶりの大会だったが、天候にも恵まれ、気持ちよく走り切ることができた。タイムは、ネットで1時間24分。
 ゴール後は、10,7Kmを走った盲ろう者、伴走者仲間たちと、日本橋にある「コレドむろまち」のインド料理店でランチ、休憩をして過ごした。そして、盲ろうランナーでただ一人フルを走っているランナーが、そろそろゴールの東京駅に近づいて来るのをウェブで確認し、応援のため日本橋から東京駅へ徒歩で向かった。ランナーはサブ6の好タイムで、
無事ゴールしたのを見届けて、ぼくは一足先に帰路についた。

 ぼくもいつかはフルを完走したいなぁ。。。

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